ここでは、リバウンドの回復と克服までの経過についてお話します。
ステロイド剤を長年、使用を続けた患者には、早かれ遅かれリバウンドが現れることになります。
その苦しみ想像を絶するものでもあり、本人や家族にとっては辛い時期が続きます。
あまりの痒さや体の酷さで普段の生活どころでなくなり、家族にもそれが影響するでしょう。
家族に八つ当たり、家族共々、悩み苦しむでしょう。
けれど、そんな長く辛いリバウンドも、必ず終わる時が来ます。
悪い生活を改め、体に良い生活へ転換し、2年〜5年と経過すると、ある一定の状態までクリアになる時期がきます。
それ以上、悪くもならなければ良くもならないという状態です。
季節的なもの、精神的・身体的なもので左右され、痒み・炎症が悪化と軽快を繰り返すような状態です。
ここまでくると、自分で回復への自覚を持てるようになります。
後はそれなりの克服までの目標を定め、治る為に必要な条件を毎日の生活に与え続ければいいのです。
回復へのグラフは、決して一直線ではないでしょう。
けれど、治る為の条件を整えれば、体は確実に回復へステップアップしていきます。
途中、症状の悪化や感染症の併発など、足踏みすることもあるでしょう。
このような時期は決して焦ったり、精神的に落ち込んではいけません。
また次の回復が現れるまで、毎日治る為の条件を与え続けるしかありません。
自然療法とは自分で自分の体を治すのであって、薬や物に頼った治療を行なっているのではないのです。
あくまで、自力本願であることを自覚しておくことが肝心になります。
毎日の体の変化に気付き、例えわずかな回復であっても自分を誉めてあげましょう。
過去3ヶ月〜1年と、悪かった頃をふり返っては症状の回復を自覚し、改善に自信を持って下さい。
決してネガティブになってはいけません。
常に「いつかは治る」と、ポジティブな考え方で将来を見ることが、精神的にも大切になってくるのです。
また、途中で他の治療法に走ったり、自然療法に理解のない医師の言葉に惑わされないで下さい。
再度、ステロイド治療に戻ってしまい、後に眼障害が発症した時点で気が付いても遅いのです。
人によっては20年〜30年近く、薬物で痛めつけてきた体です。
その体を2年〜5年、10年かかって完治させようとするからには、当然それなりの努力と忍耐が求められます。
治す為の条件を、毎日こつこつ与え続けること。
そのように体を自然に癒していけば、必ず体の変化に気付くでしょう。
体を癒す為の条件を満たし、しっかりした揺るぎない精神で、自分の治癒力を信じて頑張ってみましょう。
ガサガサした皮膚が、やがてツルツル・スベスベした柔らかい皮膚に変化していき、日中ほとんど痒みを感じなくなります。
お風呂上り後や就寝時にわずかな痒みは伴いますが、夜は熟睡できることが多くなります。
日常にはアトピーを忘れ、他人と同じことができるようになります。
他人の目が気にならなくなります。
毎日自分の姿を鏡で見るのが楽しみになるでしょう。
なぜなら、周囲の人が見ても普通の皮膚に見えるからです。
運動で汗をかいた時、体が疲れた時、強いストレスを感じた時に、僅かに手を動かしたくなる程度でしょう。
人によって色素沈着(皮膚の黒ずみ)は残っていますが、それも時間の問題であって次第に改善されるでしょう。
自覚症状がほとんど認められない状態までなると、ほとんどの人は自分なりの生活をしていることでしょう。
その生活の基本が、規則正しい生活です。
毎日十分な睡眠を取り、入浴を日常生活の一部とします。
15分〜30分はお風呂につかり、体をしっかり温めて汗をかくことを維持します。
このような生活を続け、半年〜一年経過してもアトピーの症状が現れなければ、完治できたと言うことになります。
しかし、完治できた後の生活も大切になってきます。
人間は生身の体です。
病体に陥らないようにするには、薬物に頼ることは極力避け、毎日をベストコンディションで上手に体をコントロールしていくことが大切になってきます。
例えどんな病気であっても、自分の生活の中でつくり出したものである以上、それを自分の生活の中で治すことが可能とも捉えることができます。
健康な体が病に陥るのも、病体を健康体に戻すのも、結局は自分の毎日の生活の中に要因があるはずです。
生きていく上で毎日の生活がいかに大切なのか。
自然療法で病気を克服できた人は、長い期間かけて学習できた人と言えるでしょう。
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