ステロイド治療を止めて自然療法に移行する為に、今までのアトピーに対する考えを変えていくことが大切になってきます。
本来、人は薬物に依存しなくても、体を治癒させる力、自然治癒力を持ち合わせています。
病気を治す為の条件さえ与え続ければ、時間はかかるにしろ、大抵の病気は治すことが可能と言えます。
病体から健康な体に戻るのも、健康な体が病体に陥るのも、毎日の生活習慣の積み重ねの結果でしょう。
癌・高血圧・動脈硬化・糖尿病・心筋梗塞などの生活習慣病も、その人の長く続いた悪い生活習慣が原因でもあるとも言われます。
人間の体は日々の生活の良し悪しにより、免疫力・抵抗力に強弱の差が出ます。
風邪を含め、どのような病気でも、一定の許容量を超える負荷(ストレス、疲労、睡眠不足など)を継続して受けることにより、
体がそれら負荷を処理・消化できず、免疫力・抵抗力を低下させ、発病してしまいます。
免疫力・抵抗力が、一定のラインより低くなってしまうことで発病し、逆に、一定のラインより上昇すると病気が改善されていくと考えることができます。
癌・糖尿病・高血圧にしても、長年のその人の悪い食生活を含めた、生活習慣の中でつくられたものと言えます。
人間や生き物には、自分で自分の体を自然に治癒させる力、自然治癒力を持ち合わせています。
日常生活を改善させることで病体が健康な体に戻るということに、まだ気付いていない人も多くいることでしょう。
どんな病気でも、これからは自然治癒力を意識していくことが、大切になると言えます。
アトピーの患者の場合、すぐにステロイド剤の使用を止めたとしても、免疫の機能はズレた働きをしたままです。
食べ物やハウスダストなど、身の回りで反応するアレルゲンも増加し、痒みや炎症は簡単に治まることはありません。
副腎の機能が低下し、外からの副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)も欠乏しているので、アトピーの悪化はますます進行していくでしょう。
このような体を改善させる為に自然療法を実行し、自然治癒力を活性化させていきます。
ダニやほこりだらけの家に住もうが、犬・猫がいようが、何を食べようが、それらに対し、ズレた免疫の反応を起こさない体、正常な免疫の機能が働く体に戻すこと。
低下した副腎の機能を回復させ、正常な状態に戻すこと。
この二つを実現できれば、アトピーの症状は間違いなく改善の方向に向かうはずです。
自然療法とは薬物の常用を控えること、自然治癒力を活性化させる手法になります。
アトピーに限らず、他のアレルギー疾患(喘息・鼻炎など)も体の機能の異常でもある、自律神経失調症が関与していると考えられます。
この自律神経失調症が改善されていくと、体から発せられる警告(アトピーなど)の必要もなくなると同時に、免疫の機能も改善され、
抗原・抗体のズレた働きや過剰な働きが徐々に減っていき、正常な免疫が作用する体に戻っていきます。
それと平行ように副腎の機能も改善されていき、ステロイド皮膚症、アトピーの症状は改善されていきます。
くどいようですが、薬物に依存しないで、副腎を回復させることが大切になるのです。
ここで一つあげられる疑問として、「一度治ったら、二度とアトピーにはならないのか」と、いうことがあげられます。
結論から言えば、再発させないことは可能ですが、再発しないと断言できません。
なぜなら、アトピーとは体の状況に合わせて出てくる一つの警告でもあるからです。
アトピーが完治した状態とは、皮膚がきれいになるのはもちろん、体に生じた自律神経失調症の症状が改善されたことでもあります。
完治した後、再び自律神経失調症を生じさせてしまうような悪い生活
(睡眠不足、食生活の乱れ、運動不足、ストレスを溜める、お風呂に入らないでシャワーで済ませる、など)
が継続した場合、アトピーが再発しても不思議ではありません。
そもそも、アトピーの痒み・炎症は病気などではなく、体の異常から生じる結果とも言えます。
再発するかどうかは、患者自身のその後の生活にかかることになります。
皮膚にわずかな肌荒れ、炎症が現れたら、すぐに今の生活のチェックを行なうといいでしょう。
アトピーに限らず、アレルギー疾患を持つ患者は、自分の体の異常の蓄積を示すサインを持っています。
そのサインを健康体に維持していく上で、上手に利用していけばいいのです。
症状が現れた初期の時点で、体の疲れ・睡眠不足・食生活の偏り・運動不足・ストレスを溜めているなど、
思い当たる点を改善すれば、一週間程度で体の異常は改善されるでしょう。
アトピーは再発しないとは限りません。しかし、再発させないようにすることは可能です。
再発させない生活とは何も難しいことではありません。
その日の体に生じた負荷、ストレスや体の疲れを、できるだけその日のうちに処理・消化すればいいのです。
体にかかる毎日の負荷の蓄積を、上手に避けることが大切になってきます。
アトピーを再発させるかどうかは、患者の今後の生活が左右すると言えます。
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