長く苦しいリバウンド(離脱)は、麻薬の禁断症状を乗り越えるように、何も使わずに乗り越えるしかありません。
麻薬の禁断症状が現れている時、その症状を抑えるのは、やはり麻薬しかないでしょう。
しかし、誰もが知っているように、症状を抑える為に麻薬を使っていたのでは、いつまで経っても麻薬中毒の輪から抜け出すことはできないし、
いずれは廃人となってしまいます。
ステロイド剤の副作用によるリバウンドも、抑えてくれるのはステロイド剤しかありません。
しかし、再びステロイド剤を使用することになると、リバウンドは再び現れることになります。
ステロイド剤をいきなり止めることは苦しいことでしょうが、止めることができない限り、麻薬と同じようにステロイド剤の輪から抜け出すことはできません。
けれど、これらの辛く苦しいリバウンドも、必ず終わりがきます。
日々、治る為の条件さえ与え続ければ、体は必ず改善の方向へ向かいます。
リバウンドのひどい状態は早い人で三ヶ月くらい、一年以上続くケースもあるでしょうが、
体から絶え間なく流れ出ていた黄色い浸出液が、やがて透明の体液に変わる時期が来ます。
皮膚もガサガサしたかさぶたの状態から、白く粉を吹いたような乾燥した状態に変化します。
黒ずんだ皮膚の色素沈着が、徐々に薄れていきます。
肥厚した皮膚も、次第に柔らかい肌に変わっていきます。
絶えることなく続いた痒みも、徐々に弱い痒みに落ち着いてきます。
そして、痒くない時間が多くなってくることに気付き始めます。
常に赤みを帯びていた皮膚も、徐々に赤みが薄れていきます。
体の体温の調節が少しずつできるようになり、微熱や高熱にかかることがなくなっていきます。
強かった手足の冷えも、徐々におさまっていきます。
便秘もおさまりほぼ毎日、お通じがあります。
このように改善の変化が、次々と体に認められるようになります。
これらの症状の改善は、自律神経の交感神経(こうかんしんけい)・副交感神経(ふくこうかんしんけい)の働きがバランスよく、
正常な働きへと変化している現れといえます。
人によって症状の変化は多少は異なりますが、こうした経過をたどり、リバウンドの終わりからアトピーの完治へ向かっていきます。
それでも油断は禁物です。
リバウンドは確実に終わりに向かってますが、まだ終わったわけではありません。
副腎の機能は確実に回復していますが、本来の万全な機能は取り戻していません。
ステロイド皮膚症というステロイド剤の二次疾患が終わりに向かっているだけで、まだアトピーが完治したわけではないからです。
ここまでくると痒みの方は、むずむず・ちくちくした小さなもので、夜もぐっすり熟睡が取れるようになっていきます。
眠りが取れることで体が徐々に楽になり、精神的にも明るさが見え始め、生活も活動的(趣味やプライベートに没頭)になり、変化に気付くことでしょう。
ここまでくればしめたものです。
後は今まで通り、治す為の条件を与え続ければいいだけのことです。
良い生活が体を良くし、体が良くなることで良い生活ができるようになります。
このような状態はリバウンドの終わりを意味し、ステロイド皮膚症が克服できたことになります。
次はアトピー性皮膚炎の克服です。
もちろん、治し方の基本はステロイド皮膚症もアトピー性皮膚炎と同じです。
ここで一つ問題があります。
それは、リバウンドが終わり、回復期に入って順調に経過しているかに見えたのが、再度、
リバウンドに見舞われることもあるということです。
痒み・炎症が改善していくことで、本人はすっかり治ったものだと判断しがちになります。
私生活をばかりを優先させてしまい、ストレスを溜め、入浴や睡眠までおろそかにし、体を疲れさせてしまうことがあります。
結果、毎日かかるそれらの負荷を体が処理・消化できず、再度、悪化するというケースです。
このように、中には二、三度のリバウンドを繰り返す人もいます。
私もその一人で、仕事やプライベートばかりを優先させてしまい、何度かリバウンドを繰り返すハメになってしまいました。。
このように、二、三度のリバウンドを経験する患者もいることでしょう。
ようやくリバウンドが終わったと思い安心したところで、次のリバウンドが現れると精神的に極端に落ち込む人もいるでしょう。
それらの落ち込みは仕方ないにしても、決して回復に良い影響は与えません。
最後の最後まで、良くなったり、悪くなったりを繰り返していきます。
したがって、「自分だけ治らない」「自分だけ例外だ」と自暴自棄になったり、疑心暗鬼になって他の治療に走ったり、諦めたりしてはいけません。
リバウンドの経過で現れる症状は、ステロイド剤を中止することで、ほとんど誰でも同じように現れると考えられます。
本人の自覚と家族の協力があれば、最後には必ずアトピーが完治する時が来ます。
しかし、いくら患者に自覚があっても、自然療法に理解のない批判的な家族がいる場合は、回復が難しいことが多いことでしょう。
これらの人は、自分勝手な判断で都合の悪いことばかり他人のせいにし、根気や忍耐に欠け、
中途半端で諦めやすかったり、常に他の治療法が気になり、すぐ他人の言葉に左右され、途中で投げ出す傾向にあります。
何かとトラブルも多く、自然療法になじみにくかったりします。
このような家庭の状況にいる患者は、回復も難しくなってきます。
患者本人の理解と自覚、家族の理解と協力も、治す為の条件として重要になってきます。
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