ステロイド剤の使用となると、副作用の問題ばかりに目が向けられていますが、医師から患者へのステロイド剤の推奨、指導にも問題があると言えます。
とは言っても、厚生労働省や皮膚科学会の方針(ガイドライン)により、ステロイド治療が主流になっていますから、
ここに一番の問題があるわけですが。
そのステロイド治療ですが、外用(塗り薬)、内服、注射、点滴などいろいろありますが、アトピーに最も多く使用されるのは外用です。
外用のステロイド剤は、五段階の強さ(非常に強い・かなり強い・強い・普通・弱い)によって分けられていますが、
使用法は医師の指導もあるものの、ほとんど患者任せになっていると思われます。
良心的な医師は細心の注意を払うように、使用法を指導してくれます。
しかし、患者としては一刻も早く治りたい一心ですから、どうしても多用してしまうことになるのです。
中には、説明・使用法をほとんど指導しない医師もいます。
そのような医師に限って、悪化している患者に「塗る量が少ないから良くならないんだ」「もっと塗りなさい」と言って、怒ったりもします。
昔、私もそのように怒られたことがありました。
最近では医者よりも患者の方が、ステロイド剤の怖さをよく知っているはずです。
なぜなら、自分の身の周りにも同じような患者がいるからです。
けれど、医師・病院は「上手に使えば副作用はない」「医師の指導で、的確に使えば副作用はない」と、自ら否を認めようとはしません。
本当は副作用に苦しむ患者を何人も診てきているはずなのですが、それでも無責任にステロイド治療を続けています。
今、副作用で苦しむ患者、これから副作用で苦しむ患者の事は一切考えていないような、無責任で理不尽な指導と言えます。
患者はそのように指導をする病院の医師に話してみるといいのでしょう。
「先生の言われる通り、ステロイド治療をしていきます。ステロイド剤を上手に使えば副作用はない、と言う先生の言葉を信じます。
ステロイド治療以外、他の治療は受けない事にします。しかし、後で副作用が現れるような事になったら、必ず責任をとってくれますね」と。
ほとんどの先生が、途端に逃げ腰に変わるでしょう。
本当はステロイド剤の長期の使用による結果が、どうなるのか知ってるのですから。
内科・皮膚科・小児科・眼科のほとんどの科の先生も、知ってると思います。
しかし、どの科の先生も口を閉ざし、実態を話す事はほとんどないのです。
日本での医師は、人の命を預かる職業として、信頼・尊敬されます。
地位の高い人でもあり、医師に対する尊敬と信頼は厚いものがあるでしょう。
医学博士という肩書きを持った大学教授の先生の治療と指導を信じ、毎日せっせとステロイド治療を施す患者の多いことも事実なのです。
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